部下「すみませんでした!!」
主人公「気にするな。これにひるまず、思いっきりやれ。俺がいくらでもフォローしてやるからさ」
部下「ありがとうございます!!」
主人公「おう、久しぶり。珍しいな、そっちから誘ってくるなんて」
友人「そうか?」
主人公「どうした?失恋でもしたか?」
友人「・・・結婚した」
主人公「そうか、まあ、気を落とすな。俺ら独身同士、慰め合って・・・え?今なんつった?」
友人「結婚、したんだ」
主人公「えーー!!ウソ、いつ!?どうやって!?」
友人『ついこの間、結婚相談所で知り合った人と』
主人公『結婚相談所!?』
友人『うん。『I to W (アイトゥダブル)』ってところなんだけど』
主人公「何だよあいつ、言わないんだもんな、全然。結婚か・・・いいなあ」
主人公「I to W (アイトゥダブル)・・・ここだ」
友人『そこの伊藤さんって人が、本当に話しやすくていい人だったんだよ』
主人公「・・・ちょっと、相談してみようかな」
伊藤「こんにちは。I to W (アイトゥダブル)の伊藤泰紹と申します」
主人公「よろしくお願いします」
主人公「──今まで仕事に邁進してきまして、女性と付き合う暇もなかったのですが・・・先日、こちらでお世話になった友人が結婚したと聞きまして」
伊藤「あ、そうだったんですか」
主人公「ええ、それで、急に『結婚したい!』と思い始めまして・・・年齢も年齢ですし、焦ってしまって・・・」
伊藤「そうですか。どのくらいの期間で結婚したいと?」
主人公「それは、なるべく早く・・・1年以内には」
主人公『あいつが言ってた通り、すごく話しやすいな、伊藤さん。よし、この人にお願いしてみよう!』
伊藤『今回は、いかがでしたか?』
主人公『あまり・・・手応えがないというか・・・』
伊藤『服装とかマナーとか、基本的なところを見直してみましょう』
主人公『はい』
主人公『お見合いが終わるたびに伊藤さんがくれるアドバイスのおかげで、だんだんと自信がついてきた』
主人公『なんか、いい感じ・・・』
主人公「今日は楽しかったです。ありがとうございました」
意中の女性「私は・・・わかりません」
主人公「え・・・?」
意中の女性「あなたのような素敵な方が、今までどうしてお一人だったのか、私にはわかりません」
主人公「え・・・」
主人公『こんなに素晴らしい人と結婚できるなんて・・・』
主人公『ありがとう、伊藤さん。I to W (アイトゥダブル)に入会して、本当によかった』